
ダイアナ・ファラー、ドバイ
在レバノン日本大使館で、レバノン柔道連盟のフランソワ・サアーデ会長に旭日双光章が授与された。
長年にわたりレバノンで柔道を普及させ、日本・レバノン間の友好親善に寄与した功績が認められた。
サアーデ会長はアラブニュースジャパンに対し、日本の勲章受章は名誉なことであり、「とても誇りに思っています」と語った。
「日本大使館の責任者から今回の受章について知らされたときは、大変驚きました」という。
1994年にレバノン柔道連盟の会長に就任したサアーデ氏は、これからも密接な協力関係にある日本大使館や日本の財団の支援を得ながらレバノンで柔道の普及や発展に努めていきたいと語った。
「日本とレバノンは政治的にも大変素晴らしい関係を維持しています。日本からは今日までスポーツ交流をはじめとして、あらゆる状況において支援していただきました。そのなかでも、柔道交流には大きな支援をいただいています」とサアーデ氏はアラブニュースジャパンに語った。
サアーデ会長は、レバノン柔道連盟は日本の財団から惜しみない寄付を何度にも渡り受け取ったという。
「1995年に、連盟は日本の財団から柔道用の畳や柔道着や各種柔道用具を40万ドル分寄付して頂きました」とサアーデ会長は語った。
さらに、選手、コーチ、そしてサアーデ氏を含む15名の柔道チームが日本に招聘され、15日間の合宿に参加したという。
それ以来、レバノン柔道連盟は日本のさまざまな強化合宿に招聘されている。
「素晴らしい関係を持たせていただいているお蔭で、連盟は日本大使館が主催するさまざまな行事に常にどこよりも先にご招待いただきました。これにより、友好関係は深まるばかりです」とサアーデ氏はいう。
旭日双光章受章に励まされ、「特に柔道スポーツにおいて日本とレバノン間の関係を今後もさらに発展させていきたい」と語った。