
モスクワ: ロシア外務副大臣は月曜日、モスクワでハマス高官と会談し、ハマスに対しロシア人人質解放の「約束」を守るよう求めた。
ウラジーミル・プーチン大統領の中東担当特使でもあるミハイル・ボグダノフ氏は、ハマスの政治局幹部ムサ・アブ・マルズク氏と会談した。
ロシアは、ロシアとイスラエルの二重国籍者であるアレクサンドル・トルファノフ氏と、ウクライナのドンバス地方出身でロシア人の親族を持つイスラエル人男性マキシム・ハーキン氏の解放を求めている。
ボグダノフ氏は会談で、「ハマスの指導者が約束した、ロシア人トルファノフやその他の人質の解放を実行する必要性を再度強調した」と同省は述べた。
サーシャとして知られるトルファノフ氏は、2023年10月7日、ガールフレンドのサピル・コーエン氏とともに、ガザ国境近くのニル・オズ・キブツから拉致された。
父親はこの攻撃で殺され、母親と祖母は拉致され、2023年11月に解放された。一家は1990年代後半にロシアからイスラエルに移住していた。
ハマスと同盟を結ぶ過激派組織イスラム聖戦は2024年11月、トルファノフ氏の未公開映像を公開した。
ハーキン氏は母親とともにウクライナからイスラエルに移住し、スーパーノヴァ・レイブ音楽祭から連れ去られた。
マルズク氏は月曜日、ロシアのRIAノーボスチ通信社に対し、「トルファノフは近い将来間違いなく釈放されるだろう。彼は軍人であるにもかかわらず釈放されるだろうが、取引の第一段階で彼を釈放する決定が下された」と語った。
「これはパレスチナ問題に対するロシアの立場に対する我々の回答である」
ハーキン氏の解放に関する話し合いは「第二段階」で行われる、と彼は付け加えた。
ロシア外務省によると、2人はまた、「ガザ地区での停戦合意の進展について、苦しんでいるパレスチナ人への人道支援を拡大することの重要性を強調しながら」議論したという。
AFP