
ベルリン:ドイツのオルフ・ショルツ首相は金曜日、シリアのアフメド・アル・シャラア大統領に対し、ベルリンはバッシャール・アル・アサド大統領の退陣後の「自由で安全な」未来への移行を支援する用意があることを伝えた。
シュルツ氏は、アサド政権が打倒された後の「自由で安全な」未来への移行を支援する用意があることを伝えた。シュルツ氏は、アサド氏の後継者であるシリア大統領のアハマド・アル=シャラア氏と1時間にわたって会談し、ベルリンは「シリアがすべての人にとって自由で安全な国となるよう、シリアの再建を支援する意思がある」と述べた。シュルツ氏の発言は、首相報道官のシュテフェン・ヘベシュトライト氏が声明で発表した。
シリアの新大統領との初めての電話会談で、シュルツ氏は「アサド政権による恐怖政治の終結というシリア国民の成功を祝した」という。
アル=シャラア氏は、過激派がアサド政権を打倒し、同家の50年以上にわたる強権的な支配に終止符を打った後、1月末にシリアの大統領に任命された。
ショルツ氏は、シリアの新指導者に対し、「シリア人すべてが、民族や宗教に関係なく参加できる包括的な政治プロセス」を主導する必要があると伝えた。
また、声明によると、首相は「シリアの安全を確保するためのテロとの戦いの継続的な重要性」を強調した。
ショルツ氏は、この点においてドイツは欧州および国際的なパートナーと協力していくと述べた。
金曜日に電話会談が行われた後、同氏の事務所は、アル=シャラア氏がドイツ訪問に招待されたと発表した。
アル=シャラア氏の事務所が同氏をフランス訪問に招待したと発表した2日後のことである。
ショルツ氏とアル=シャラア氏は、シリア国民全員の参加を可能にし、権利と保護を提供する包括的な政治プロセスが必要であるという点で合意したと、ドイツ政府報道官は述べた。
「連邦首相は、シリア、地域、そして世界的な安全保障のために、テロとの戦いが現在も重要であることを強調した」と報道官は付け加えた。
アル=シャラア氏は、自身の率いるハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)がアサド政権打倒の先陣を切って以来、シリアの外交関係の再構築に力を入れてきた。
しかし、領土や統治に関する課題が未解決のまま、同国は困難な移行期を迎えている。南部の軍部隊は、少数派のドゥルーズ派も含め、ダマスカスに誕生した新たな権力に慎重な姿勢を示している。
また、金曜日には、ヒューマン・ライツ・ウォッチが、米国の支援停止はシリア北東部の過激派容疑者の親族を収容するキャンプの「生命を脅かす状況」を悪化させる可能性があると警告し、ワシントンに支援の継続を促した。
クルド人勢力が運営する同地域のキャンプや刑務所には、過激派の領土的敗北から数年が経過した今も、ダーイシュとのつながりが疑われる、あるいはつながりがあると見なされた約5万6000人が収容されている。
その中には、刑務所に収監されている容疑者や、アル・ホルおよびロジャの収容キャンプに収容されているダーイシュ戦闘員の妻や子供たちも含まれている。
「米国政府が、これらのキャンプで活動する非政府組織への海外援助を停止したことは、生命を脅かす状況を悪化させ、不安定な治安状況をさらに不安定化させる危険性をはらんでいる」と、HRWは声明で述べた。
人権団体は、国際人道支援関係者の言葉を引用し、支援凍結は「難民キャンプの住民にとって不可欠なサービスの提供を制限する可能性がある」と述べた。
AFP