
国連(米国): アントニオ・グテーレス国連事務総長は、「レバノンの新政府樹立を歓迎し、同国の「領土保全、主権、政治的独立」に対する国際機関のコミットメントを確認した」、と報道官は日曜日に述べた。
ステファン・デュジャリック報道官の声明は、「国連は、敵対行為の停止を定着させることを含め、新政権と緊密なパートナーシップで優先課題に取り組んでいくことを期待している」と述べた。
ドゥジャリック報道官は、11月27日に署名されたレバノンとイスラエル間の停戦協定に言及しており、ベイルート軍は、イスラエルが60日以上かけてこれらの地域から撤退するのに伴い、国連平和維持軍とともにレバノン南部に展開することになっている。
2023年10月以降、イスラエル軍とヒズボラとの戦闘が続き、ヒズボラは弱体化し、ほぼ2年にわたる暫定政権の後、レバノン新政権が誕生した。
ナワフ・サラム新首相は現在、脆弱なイスラエルとヒズボラの停戦を監督し、国を再建するという困難な仕事に直面している。
サラム新首相は土曜日、「改革と救済の政府」を率いたいと述べ、汚職と失政が原因とされる長年の経済破綻の後、国際社会との信頼回復を誓った。
長らくレバノン政治を支配してきたヒズボラは、9月の大規模空爆で指導者ハッサン・ナスララ師が殺害されたイスラエルとの戦争で、驚異的な損失を被った。
ヒズボラは12月8日、長年イランからの武器のライフラインとして利用してきたシリアのバッシャール・アサド政権が失脚したことで、またもや大打撃を受けた。
2年以上にわたる政治的膠着状態の後、ヒズボラの弱体化により、ワシントンの有力候補と広く信じられていたジョセフ・アウン前陸軍大将が大統領に選出され、サラム氏が首相に承認された。
AFP