
東京:ウクライナの国会議員、オレフ・セミンスキー氏は、長年の戦争の後、シリアが繁栄することを願っていると述べた。一方、同僚のハリーナ・ムィハイリューク氏は、日本外国特派員協会(FCCJ)での会見で、ウクライナの元独裁者もシリアの元指導者と同様に、追放後ロシアへ逃亡したことを記者たちに思い起こさせた。
「最近のシリアの変化が繁栄をもたらすことを願っています。そして、正義がウクライナだけでなくシリアにももたらされることを願っています。シリアの領土では、かつての政権によって、またそこで行われた犯罪によって、多くの民間人が長年にわたって苦しんできました」と、ムィハイリューク氏は火曜日、東京での記者会見で述べた。
ロシアが元大統領のバッシャール・アサド氏をシリアに送り返し、裁きを受けさせる可能性について問われると、彼女はこう答えた。「ロシアの行動を予測するのは非常に難しいです。なぜなら、それは通常、正常ではないからです。彼らは、人間なら思いもよらないような暴力や非人道的な行為を平然と行うのです。」
セミンスキー氏は、ウクライナの元指導者ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ氏も現在ロシアに亡命しており、ウクライナは彼を本国に連れ戻し、裁判にかけたいと考えていることを強調した。
また、セミンスキー氏は、ウクライナが日本からの支援を求めているとし、日本が地震で破壊された建物の復興経験を持つことに言及した。「これはほとんど同じことです」と彼は語った。「日本は多くの分野で革新のリーダーであり、地震やさまざまな災害後に都市を迅速に再建する豊富な経験を持っています。我々はそこから多くを学ぶことができます」
さらに、ワシントンでの米国大統領ドナルド・トランプ氏と副大統領J.D.ヴァンス氏との激しい対立についても言及した。この際、ウクライナの大統領ウォロディミル・ゼレンスキー氏は、スーツを着用していなかったことを理由に批判を受けた。
ムィハイリューク氏は、ゼレンスキー大統領と会った際、彼が冗談交じりに「すみません、私はコスチューム(スーツ)を着ていません」と言ったことを明かした。
「彼は品格をもって振る舞いました」と彼女はホワイトハウスでのやり取りについて語った。「彼は何も悪いことをしていません。ホワイトハウスでの交渉後、彼のウクライナ国内での支持率は上がりました」