
エルサレム:イスラエル軍は金曜日、ガザ地区深部まで進軍し、戦争で荒廃したガザ地区で唯一の癌専門病院を破壊した。
この病院は、ガザを二分するネツァリム回廊にあり、17ヶ月に及ぶ戦争の大半をイスラエル軍が支配していた。
イスラエルは今週、ハマスとの停戦破棄直後にこの回廊の奪還に動いた。停戦は1月下旬以来、ガザに比較的平穏な期間をもたらし、20人以上の人質の解放を促した。
イスラエル軍は、戦争中、医師や患者が立ち入ることのできなかったトルコ・パレスチナ友好病院を攻撃したと発表した。病院の建設と資金援助を行ったトルコは、イスラエル軍が一時は病院を基地として使用していたと述べた。
同病院の腫瘍科部長であるザキ・アル=ザクズーク医師 によると、停戦中に医療チームが同病院を訪れたところ、被害は受けたものの、一部の設備は良好な状態を保っていたという。
「多くの患者の命綱となっている病院を爆撃して何が得られるのか、私には理解できません」と、援助団体Medical Aid for Palestiniansが発表した声明の中で述べた。
Regarding Israel’s Attack Targeting the Turkish-Palestinian Friendship Hospital in Gaza https://t.co/z9O37h1EiM pic.twitter.com/TCNl3oNAro
— Turkish MFA (@MFATurkiye) March 21, 2025
トルコ外務省は病院の破壊を非難し、イスラエルが意図的に「ガザを居住不能にし、パレスチナ人を強制的に移住させた」と非難した。
病院が軍事目的に使用された場合、国際法上保護された地位を失う可能性があるが、病院に対するいかなる作戦も適切でなければならない。人権団体や国連の支援を受けた専門家たちは、イスラエルがガザの医療システムを組織的に破壊していると非難している。
AP