
ドバイ:イランの大統領は日曜日に、急速に進む核開発計画をめぐるドナルド・トランプ大統領からの書簡に対し、米国との直接交渉を拒否したと発表した。
ペゼシュキアン大統領の発言は、イランがトランプ大統領の書簡にどう反応したか初めて公式に認めたものである。また、イランと米国の緊張がさらに高まる可能性も示唆している。
イラン大統領は次のように述べた: 「今回の返信では、両国間の直接交渉の可能性は否定されたが、間接交渉の道は開かれていることを強調する」
しかし、トランプ大統領が間接交渉を受け入れるかどうかは不明である。同大統領が2018年にアメリカをイランの核合意から脱退させて以来、何年もの間、間接交渉は失敗に終わっている。
イスラエルと米国が、イランの核保有を決して許さないと警告しているなかでのトランプ大統領の申し出である。イランが兵器に近い、核保有国レベルでウランを濃縮しているため、軍事的対立が懸念されている。
イランは長い間、核開発は平和目的だと主張してきた。しかし、制裁をめぐるアメリカとの緊張が高まり、イスラエルがガザ地区でハマスと停戦した後、イランの高官たちは核爆弾を開発すると警告を強めている。
トランプ大統領がホワイトハウスに戻って以来、同政権は一貫してイランの核保有を阻止しなければならないと述べてきた。しかし、国連の核監視団が2月に発表した報告書によると、イランは兵器級に近いウランの生産を加速させているという。
AP