
エルサレム:イスラエル・カッツ国防大臣は木曜日、ダマスカス近郊で2日間にわたり宗派間の衝突が発生した後、シリア政府が少数派ドゥルーズ派の保護に失敗した場合、イスラエルは強力に対応すると警告した。
「ドゥルーズ派への攻撃が再開され、シリア政権がそれを防げなかった場合、イスラエルは大きな力で対応する」とカッツ国防相は声明で述べた。
イスラエルはここ数日、シリアのドゥルーズ派への支援を強化しており、ギドン・サール外相は木曜日、国際社会に対し、「シリアの少数民族、特にドゥルーズ派を政権とそのテロ集団から守る役割を果たす」よう求めた。
シリアの首都近郊で2日間にわたった宗派間の衝突で少なくとも101人が死亡し、そのほとんどがドゥルーズ派の戦闘員であったと、戦争モニターが木曜日に最新の犠牲者数を発表した。
水曜日、イスラエルはダマスカス近郊のドゥルーズ派を攻撃する準備をしている「過激派」と呼ばれるグループに対して攻撃を行った。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、サハナヤの町への攻撃はシリアの新政府に「厳しいメッセージ」を送ったと述べた。
イスラエル軍総司令官はその後、ドゥルーズ派がさらなる暴力に直面した場合、シリア政府の標的を攻撃する準備をするよう軍に命じた。
イスラエル軍によれば、負傷したドゥルーズ派シリア人2人が木曜日にシリアからイスラエルでの治療のために避難したという。
彼らがどこでどのように負傷したのかは明らかにしていない。
木曜日の声明では、彼らは「シリア領内で負傷した後」イスラエル北部の町サフェドで治療を受けたと述べている。
「IDF(軍)はシリア南部に展開しており、ドゥルーズ派の村々への敵対勢力の侵入を防ぐ準備をしている」と付け加えた。
AFP