
ベイルート: シリア・アラブ共和国大統領は土曜日にバーレーンに飛び、1月の就任以来最新の海外歴訪でハマド・ビン・イサ・アル=カリファ国王と相互関係や地域情勢について話し合った。
アル・シャラア指導部はアラブ諸国や西側諸国との関係を改善しており、シリア国営通信社SANAは、アフマド・アル・シャラア大統領が高官代表団を率いてバーレーンを訪問していると伝えた。
バーレーンの通信社によると、両首脳は相互関係やそれを強化する方法、地域問題やシリアの安全と安定を支援する方法について議論したという。
アル=シャラア氏のバーレーン訪問は、ドナルド・トランプ米大統領が湾岸アラブ諸国の指導者たちとの会談のためにこの地域を訪問する数日前に予定されている。
就任以来、アル=シャラアはサウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、トルコなどのアラブ諸国や地域諸国を訪問してきた。
今週初めには初のヨーロッパ訪問を行い、パリでフランスのエマニュエル・マクロン大統領と会談し、同国がイスラエルと間接的な協議を行うことを発表した。
アサド政権崩壊後、シリアとその近隣諸国は、2011年3月に勃発した同国紛争の初期にアサドに課された西側諸国の制裁の解除を求めている。
制裁が解除されれば、湾岸諸国は50万人近くが死亡した紛争による破壊からシリアを復興させるための資金援助に参加する道が開けるだろう。
2017年の国連は、シリアの再建には少なくとも2500億ドルかかると見積もっていた。現在、この数字は少なくとも4000億ドルに達する可能性があると言う専門家もいる。
4月、サウジアラビアとカタールは、シリアの世界銀行に対する未払い債務を支払うと発表した。
イランの盟友であったアサド政権が崩壊して以来、シリアの新指導部はアラブ諸国や欧米諸国との関係を改善しつつある。
AP