
ベイルート:シリア当局は、レバノン領内に密輸されていた武器と弾薬、そのうちには誘導式対戦車ミサイルも含まれていたと、内務省が木曜日に発表した。
トラック内に隠されていたこの荷物は、アル・クサイルにある内務保安局の職員によって押収された。同市はレバノン国境から約15キロメートル離れた場所で、ヒズボラの拠点である北部のベカア村落の対岸に位置している。
同省は、この作戦は「入念な監視と適切な時期と場所の選択を経て実施された」と述べた。
同省が発表した画像には、違法な荷物を隠すために使用された大量の箱が写っていた。車両の運転手は逮捕され、弾薬と武器は押収された。
「シリア当局は最近数週間、国境を越えた武器密輸対策の安全保障措置を強化し、特にレバノンに近い地域で効果を上げています」と省は述べた。
「アル・クサイルでは、軽・中型武器の大量が押収され、その一部は農地や畑に埋められた状態でした。また、国外への密輸を目的としたグラードミサイルの輸送品も押収されました」
また、ダラア郊外にあるナワの内部治安局が「捜索を実施し、軽火器と中火器が押収され、保管と密輸に関与した人物が逮捕された」と述べた。
先週、シリアとレバノンの当局者はダマスカスで会談し、両国間の国境沿いの密輸を抑制するための以前の協議で合意された措置について議論した。
アル・クサイルは、2013年のシリア内戦におけるヒズボラの軍事本部として機能していたが、住民がレバノンへ避難を余儀なくされた後、その役割を終えた。