
ロンドン:イスラエルの裁判所は、今週イスラエル海軍に逮捕されたガザ行きのマドリーン号に乗っていた8人のパレスチナ活動家を拘留する判決を下した。
このイギリス船籍の船は、親パレスチナ派の「フリーダム・フローティラ連合軍」によって運営されており、11人の活動家とジャーナリスト1人が乗船していた。その中には、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏も含まれており、イスラエルの攻撃の中、連帯の行動としてガザのパレスチナ人への援助を運んでいた。
イスラエルは欧州各国政府の圧力を受け、火曜日にトゥーンベリ氏を釈放した。 しかし、Wafa通信とハイファに本拠を置くアダラ法律センターの弁護士によると、トルコ、オランダ、フランス、ドイツ、ブラジルからの8人の活動家は、ラムラ拘置所に収容されたままである。
水曜日、イスラエルの裁判所はアダラの弁護士による8人の活動家の釈放を求める訴えを却下し、彼らを拘留する判決を下した。
拘留されているのは、トルコのSuayb Ordu、オランダのMark van Rins、フランスのPascal Moreras、Riva Fiard、欧州議会のRima Hassan、Yanis Mohammadi、ブラジルのTiago Ovila、ドイツのYasmin Ajar各氏である。
アダラによれば、イスラエルの裁判所は、彼らの 「イスラエルへの不法入国 」を理由に拘束を継続する決定を下した。同法律センターは、マドリーンの活動家はシチリア島を出発し、国際水域を経由してパレスチナの一部であるガザの領海に到達する予定であったため、イスラエルやその領海に入る意図はなかったと強調した。
イスラエル海軍は火曜日の早朝、マドリーン船を妨害し、活動家たちを拘束してイスラエルに連行した。
アダラによると、裁判所は、当局がその日までに活動家を国外退去させなければ、7月8日に拘留審査審問を予定しているという。
火曜日に釈放され、イスラエルから強制送還された後、トゥーンバベリ氏は「私たちは国際水域で誘拐され、自らの意思に反してイスラエルに連れてこられた」
「これは、イスラエルが犯している無数の違反のリストに加えられる、また別の意図的な権利侵害です」と彼女は語った。