
テルアビブ:空爆と銃撃により、ガザでは一晩で82人のパレスチナ人が死亡した。
イスラエル軍は、この空爆についてすぐにコメントを発表しなかった。
ガザ地区の住民に食料を供給するためにイスラエルによって支援され、新たに設立されたアメリカの秘密組織であるガザ人道基金の関連施設の外で5人が殺され、ガザ地区全域の他の場所で援助トラックを待っていた33人が殺された。
水曜日の夜から木曜日の朝にかけてガザ地区を襲った空爆では、多くの避難民が避難している広大なムワシ地区のテントを襲った空爆や、避難民を保護しているガザ市の学校を襲った空爆で15人が死亡するなど、数十人が死亡した。
ガザの保健省によると、ガザで死亡したパレスチナ人の数は57,000人を超え、死亡が確認された行方不明者223人を含むという。同省は死者数で民間人と戦闘員を区別していないが、死者の半数以上は女性と子どもだという。
イスラエルとハマスが21ヶ月に及ぶ戦争を終結させる停戦の可能性に近づいているなかでの死者である。
トランプ大統領は火曜日、イスラエルがガザで60日間の停戦に合意したと発表し、状況が悪化する前にこの合意を受け入れるようハマスに求めた。しかし、ハマスの反応は、戦争を終わらせるという要求を強調するもので、今回の申し出が実際の戦闘の一時停止につながるかどうか疑問が呈された。
イスラエル軍は、ハマスが人口密集地で活動しているため、民間人が犠牲になっていると非難している。軍によれば、水曜日にイスラエルに向けてロケット弾を発射したガザ北部のハマス過激派とロケット発射台を標的にしたという。
戦争は2023年10月7日に始まり、ハマス率いる武装勢力がイスラエル南部を攻撃し、1200人を殺害、およそ250人の人質を取った。
この戦争によって、沿岸部のパレスチナ領土は廃墟と化し、都市景観の多くは戦闘で平らになった。
ガザに住む230万人の人口の90%以上が避難を余儀なくされ、何度も避難を繰り返している。戦争はガザに人道的危機を引き起こし、何十万人もの人々が飢えている。
AP