• イスラエルは60日間のガザ停戦に合意した

ワシントン：ドナルド・トランプ米大統領は金曜日に、パレスチナ過激派組織ハマスがイスラエルとハマスのガザ停戦に関する「最終提案」と呼ぶものを受け入れることに合意したかどうかは、おそらく24時間以内に明らかになるだろうと述べた。

大統領はまた、サウジアラビアとアブラハム合意の拡大について話したと述べた。アブラハム合意とは、同政権が最初の任期中にイスラエルと湾岸諸国の間で交渉した関係正常化に関する協定である。

トランプ大統領は火曜日、イスラエルがハマスとの60日間の停戦に必要な条件を受け入れたと述べた。

彼は金曜日に、ハマスが最新の停戦合意の枠組みに合意したかどうか尋ねられ、「どうなるか、24時間以内にわかるだろう」と答えた。

ハマスに近い情報筋によると、木曜日、イスラム主義グループは、アメリカが支援する新しい停戦提案がイスラエルのガザでの戦争の終結につながるという保証を求めていた。

イスラエル政府高官2人は、その詳細はまだ検討中だと述べた。ガザ当局によると、木曜日にはイスラエル軍の攻撃で数十人のパレスチナ人が死亡した。

何十年も続くイスラエルとパレスチナの紛争における最新の流血は、2023年10月にハマスがイスラエルを攻撃し、1,200人を殺害し、約250人の人質をとったときに引き起こされた。

ガザの保健省によれば、その後のイスラエルの軍事攻撃によって、56,000人以上のパレスチナ人が死亡したという。また、飢餓の危機を引き起こし、ガザの全住民が国内避難民となり、国際司法裁判所でのジェノサイド、国際刑事裁判所での戦争犯罪の告発を促した。イスラエルはこれらの非難を否定している。

それまでの2ヶ月間の停戦は、3月18日にイスラエルの攻撃によって400人以上のパレスチナ人が死亡したことで終了した。トランプ大統領は今年初め、米国によるガザ占領を提案したが、これは 「民族浄化 」の提案として、権利の専門家、国連、パレスチナ人から世界的に非難された。

アブラハム合意

トランプ大統領は、木曜日遅くにサウジアラビアのハーリド・ビン・サルマン国防大臣とホワイトハウスで会談したと報じた米メディアについて質問され、アブラハム合意についてコメントした。

「私たちが話したことのひとつだ。多くの人々がアブラハム協定に参加することになると思う」と付け加え、最近の米国とイスラエルの攻撃によってイランが直面する損害の拡大予測を挙げた。

『Axios』は、トランプとの会談後、サウジ高官はイラン軍参謀総長のアブドラヒム・ムサビ氏と電話で話したと報じた。

トランプ大統領とサウジ高官の会談は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が来週ワシントンを訪問するのを前に行われた。

ロイター