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トヨタが脱炭素化の取り組みで大手自動車メーカーとして最下位の評価に

キャンペーングループは、トヨタと米欧企業のステランティスに脱炭素化の取り組み状況に対して「Fマイナス・マイナス」の評価を下した。(AFP)
キャンペーングループは、トヨタと米欧企業のステランティスに脱炭素化の取り組み状況に対して「Fマイナス・マイナス」の評価を下した。(AFP)
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04 Nov 2021 04:11:05 GMT9
04 Nov 2021 04:11:05 GMT9

世界トップレベルの販売台数を上げている自動車メーカーのトヨタは、自動車会社による脱炭素化の取り組みを評価するグリーンピースランキングで最下位になった。リストは木曜日のCOP26気候サミットで発表された。

キャンペーングループは、トヨタと米欧企業のステランティスに、地球を温暖化させる化石燃料を燃やすエンジンを段階的に廃止し、電気自動車を推進するなどの脱炭素化の取り組み状況に対して「Fマイナス・マイナス」の評価を下した。

大手自動車メーカー10社を比較した報告書では、サプライチェーンにおける二酸化炭素排出量を最小限に抑え、自動車用バッテリーに環境に優しい技術を再利用または開発することなどが調査の対象になった。

ゼネラルモーターズがCマイナスと最もましで、Dのフォルクスワーゲン、Dマイナスのルノーが続いた。

フォード、ホンダ、ヒュンダイ・キアなどその他の企業はすべてFプラスかFマイナスだった。

グリーンピース・東アジアの自動車産業キャンペーンのシニアプロジェクトマネージャーであるエイダ・コン氏は「昨年、世界一の販売台数を上げたトヨタが最も内燃機関に固執している」と指摘した。

日本の大企業トヨタは「国内外でその方面の主張を最も積極的に行っている企業でもある」と発表の中でコン氏は述べている。

木曜日午後に収益を公開するトヨタは、9月の時点で2030年までに電気自動車とハイブリッド車のバッテリーに1.5兆円(132億ドル)を投資すると発表していた。

炭素排出量報告書の中で、グリーンピースは自動車メーカーに完全な電気自動車を採用するよう促している。トヨタは排出量報告書の公表前のコメント要請に応じなかった。

「トヨタなど一部の日本企業は、ハイブリッド技術が内燃機関の代わりになると自信をもっている」と報告書には書かれている。

「しかし、ハイブリッド車の実際の排出削減量と燃費は期待されたほど良くない」とし、プラグインハイブリッドの場合、ガソリン車やディーゼル車と比較して排出量はおよそ3分の1しか減らない、と指摘している。

この評価は、COP26気候会議の一環として今週グラスゴーに世界から首脳が集まっている中で発表された。気温上昇を摂氏1.5度に抑える目標を設定した2015年のパリ協定を継続的に活かす上で重要視されている会議である。

グリーンピースは、自動社メーカー10社のうち、2035年以前を期限にした燃焼機関の段階的廃止計画を発表した企業はなかったとし、それでは1.5度の目標の達成は「ほぼ不可能」だと述べた。

AFP

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