• 救助された6人の船員は24時間以上水中にいたという。
• フーシ派は水曜日、エタニティC号を沈没させたと発表した。

アテネ：レスキュー隊は2日、紅海から6人の乗組員を生還させたが、15人は依然行方不明である。数カ月間平穏が続いていたが、イエメンのイラン系武装組織フーシ派による攻撃で、ここ数日2隻が沈没した。

エタニティC貨物船に乗っていた25人のうち4人は、残りの乗組員が船を放棄する前に死亡した。

救助された6人の船員は、水中で24時間以上過ごしていたという。

フーシ派は水曜日、エタニティC号を撃沈したと発表した。

「イエメン海軍は、多数の乗組員を救助し、医療処置を施し、安全な場所に搬送するために対応した」と、イエメン軍の報道官はテレビ演説で述べた。

フーシ派は日曜日に別の船、マジックシーズ号を狙った同様の攻撃の責任を主張している。マジックシーズ号の乗組員は沈没する前に全員救助された。

この2隻への攻撃は、イランと同盟を結ぶ戦闘員による活動を復活させるもので、彼らは今年初めにその活動が小康状態になるまで、パレスチナ人との連帯だと言って、2023年11月から2024年12月にかけて100隻以上の船を攻撃していた。「これらの船舶は、罪のない民間船員の命を軽んじて攻撃され、恐ろしい結果として船員が犠牲になった」と、海運業界団体は水曜日に共同声明を発表した。

「この悲劇は、海運と重要なシーレーンを守るため、各国が強固な支援を維持する必要性を浮き彫りにした」

救助活動

襲撃された船は2隻ともリベリア国旗を掲げ、ギリシャ企業が運航していた。海運データの分析によると、それぞれの船団の姉妹船の中には、過去1年間にイスラエルの港に寄港したものもあった。

ギリシャを拠点とする海事危機管理会社ディアプラス社の関係者は、「我々は、最後の光が差し込むまで、残された乗組員の捜索を続ける」と語った。

紅海の海運を保護するEUのアスピデス海軍ミッションは声明で、6人が海から引き上げられたことを確認した。

イエメンの沿岸を通る紅海は、長い間、世界の石油と商品にとって重要な水路であった。イランと同盟を結ぶフーシ派武装勢力が2023年11月、ガザ紛争でイスラエルに対抗するパレスチナ人と連帯するためと称して船舶を標的にし始めて以来、輸送量は減少している。

海事データグループLloyd’s List Intelligenceのデータによると、紅海の南端に位置し、アデン湾への玄関口である狭いバブ・アル・マンダブ海峡を通過する1日の航行数は、7月6日の34隻、7月1日の43隻から、7月8日には30隻となった。

水曜日の原油価格は上昇し、6月23日以来の高値を維持した。

スピードボート

エタニティCは月曜日の午後、イエメンを拠点とするフーシ派の武装勢力と思われる人物によって、海上ドローンとロケット推進手榴弾がスピードボートから発射され、最初の攻撃を受けたと海上保安筋は述べた。救命ボートは襲撃中に破壊された。火曜日の朝までに、船は漂流し、傾いた。

何人かの治安情報筋がロイターに語ったところによると、この船は火曜日に再び海上ドローンで攻撃され、乗組員と武装警備員は船を放棄せざるを得なかったという。フーシ派は水曜日未明まで船と一緒にいたと、情報筋の一人は語った。

海に飛び込んだ乗組員の何人かはフーシ派に誘拐されたのではないかと懸念されている。救助活動が行われている間、スキフボートがその地域にいた。

乗組員はフィリピン人21名とロシア人1名であった。船には3人の武装警備員も乗船しており、そのうちの1人はギリシャ人、もう1人はインド人だった。

同船の運航会社であるコスモシップ・マネジメント社は、死傷者の確認を求めているが回答していない。もし確認されれば、報告された4人の死者は、2024年6月以来、紅海での船舶攻撃による初の死者となる。

ロイター