• 映画、音楽、ファッション、伝統工芸、製造業など、芸術・エンターテインメント分野でのコラボレーションを網羅
• サウジアラビア政府関係者は、この取り組みが王国の生活の質を向上させ、いくつかの分野における専門的能力の開発に役立つと述べている。

アラブニュース

リヤド：サウジ文化省と総合娯楽庁（GEA）は水曜日、王国の生活の質を向上させ、いくつかの分野における専門的能力の開発に役立つとする一連のプロジェクトと協定の概要を発表した。

最初のプロジェクトは、サウジアラビア・フィルム・コミッションと、王国での体験、イベント、デスティネーションを専門とするSela社との協力強化である。

Sela社は、エンターテインメント、文化、スポーツイベントの年間シリーズである「リヤド・シーズン」の戦略的パートナーであり、今回のフィルムコミッションとの協力の目的は、2024年シーズンが10月に始まる際にデビューする新ゾーンのひとつであるアル・ホスン・スタジオで働くプロデューサーにサポートを提供することである。

この支援には、ライセンス手続きの支援、コミッションの映画製作支援プログラムへのアクセス、スタジオ内のコミッション事務所の設立などが含まれる。

2つ目はプロジェクトの一環として、文化省はレバノンの有名デザイナー、エリー・サーブとのパートナーシップにより、11月にリヤド・シーズンに今年新たに加わったもうひとつのゾーンであるザ・ヴェニューで開催される大規模なファッション・イベント「1000 Seasons and a Season」を後援する。

さらに、同省はリヤド・シーズンと協力し、歴史的なアル・ムラバ地区で開催されるクリスチャン・ディオールの展覧会「Designer of Dreams」を後援する。ニューヨーク、ロンドン、パリなどの主要都市で開催されたこの巡回展では、クラシックとコンテンポラリーのファッションコレクションが14のセクションに分かれて展示され、ディオールのギフトショップとカフェも併設される。

3つ目のプロジェクトは、サウジアラビアのウード製造業の発展を支援することを目的とした、文化省とGEAのコラボレーションである。王国の音楽芸術と伝統工芸を振興する両組織の共同努力に沿い、サウジ製ウードを振興するリヤド・シーズンのイニシアティブによって支援される。

第4のプロジェクトは、サウジ音楽委員会とメルワス・スタジオの戦略的パートナーシップの強化に焦点を当て、メルワス・スタジオを音楽制作とレコーディングの世界的拠点として確立し、地元の音楽的才能を育成し、国際的才能を王国に惹きつけることを目指す。

アラブ世界最大の芸術とエンターテインメントの工場と称されるメルワスは、リヤド・シーズンの15のエンターテインメント・ゾーンのひとつであるブールバード・リヤド・シティにあり、22のスタジオがある。シーズン中、主催者によると、ブールバードを訪れる人は、音楽、映画、撮影など、有名な国際的制作会社によって制作されたコンテンツの世界を探検するチャンスがあるという。

GEAのトゥルキ・アルシェイク長官はまた、バドル・ビドゥラー・ビン・ファルハーン文化大臣が、影響力のある文学作品の映画化を奨励することを目的としたゴールデン・ペン賞を後援していることを水曜日に発表した。