• ジャイシュ・アル・アドルは、テレグラムのアカウントで声明を発表し、この攻撃の責任を認めた。
• 同州には、イランのスンニ派イスラム教徒であるバルーチ族の少数派が住んでおり、彼らは長年にわたり、経済的な疎外や政治的な排除に不満を訴えてきた。

国営メディアの報道によると、土曜日にイランの不安定なスィスターン・バルーチェスターン州にある裁判所がスンニ派の武装組織「ジャイシュ・アル・アドル・バルーチ」による武装攻撃を受け、少なくとも 9 人が死亡、うち 3 人は攻撃者だった。

報道によると、さらに 22 人が負傷した。

ジャイシュ・アル・アドルは、パキスタンとアフガニスタンに隣接する南東端の州都ザーヘダーンで治安部隊と衝突し、3 人のメンバーが死亡したことを確認した。スィスターン・バルーチェスターン州は、イランのスンニ派イスラム教徒の少数派であるバルーチ族の居住地であり、彼らは長年にわたり、経済的な疎外や政治的排除に不満を訴えてきた。

州司法当局のトップはIRNAに対し、死亡者には幼児と60歳の女性、裁判所警備に当たっていた兵士3人と治安部隊員が含まれていると述べた。6人目の死亡者の身元は明かされなかった。同氏は、攻撃者が爆発物入りのベストを着用し、手榴弾を所持していたと述べた。爆発物が起爆されたかどうかは不明だ。

攻撃の責任をテレグラムのアカウントで主張した「ジャイシュ・アル・アドル」は、司法関係者や治安部隊員少なくとも30人を殺害したと述べた。同グループは、バルーチ市民に対して死刑判決や家屋破壊命令を出したとして、裁判官や裁判所職員を標的としたと主張した。

「私たちは、すべての裁判官と司法職員に対し、バルチスタンは彼らにとって安全な場所ではなくなり、復讐が恐ろしい影のように彼らを追うと警告する」と、同グループは声明で述べた。

同グループは、民間人の死亡について治安部隊の責任を非難し、彼らが無差別に発砲したと述べた。

バルーチスタン人権団体HAALVSHは、目撃者の証言を引用し、襲撃者が判事の部屋に突入した際、複数の司法関係者や治安部隊員が殺害または負傷したと述べた。

スィスターン・バルーチェスターン州では、より大きな権利と自治を求めて戦うと主張するスンニ派過激派や分離主義者たちを含む武装集団と治安部隊との衝突が頻繁に発生している。テヘランは、その一部が外国勢力と関係があり、国境を越えた密輸や反乱に関与していると非難している。

ロイター