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イラン捕虜交換の一環として、5人の米国人がカタールから米国へ出国

2023年9月18日、カタールのドーハ国際空港に到着した、米国とイランの囚人交換で釈放されたシャマク・ナマジ氏とモラド・ターバズ氏。(ロイター)
2023年9月18日、カタールのドーハ国際空港に到着した、米国とイランの囚人交換で釈放されたシャマク・ナマジ氏とモラド・ターバズ氏。(ロイター)
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19 Sep 2023 01:09:04 GMT9
19 Sep 2023 01:09:04 GMT9
  • 仲介者カタールが派遣した飛行機は、5人の米国市民と2人の親族をテヘランから送り出した。
  • ドーハでカタール機から降りた5人の米国人を米国当局者が出迎えた。

ドーハ:5人の米国国民が月曜日、イランからカタールに到着後、ドーハから米国に向けて出発した。これは、米国に拘束されていた5人のイラン人と囚人交換を行い、イランの資金60億ドルを送金するというもので、長年の敵対関係にある両国の間の珍しい取引である。

ジョー・バイデン米大統領は声明で、「今日、イランに収監されていた5人の無実のアメリカ人がついに帰国する」と述べ、「何年もの苦悩、不安、苦しみに耐えてきた彼らは、まもなく愛する人と再会するだろう」と付け加えた。

イランの核開発計画、シーア派武装勢力への支援、湾岸における米軍の駐留、アメリカの対イラン制裁など、両国を分断している多くの問題に進展がもたらされるかどうかは不明だ。

仲介役のカタールから派遣された飛行機は、資金がドーハの口座に送金されたことを双方が確認した後、5人の米国市民とその親族2人をテヘランから脱出させた。

ロイターの目撃者は、飛行機がドーハ国際空港に着陸するのを確認したという。

ロイターの目撃者によれば、カタール機から降りた5人のアメリカ人をアメリカ当局者がドーハで出迎えたという。スイスの駐イラン大使がドーハ行きの飛行機に同行したと、目撃者は付け加えた。

これに先立ち、5人のイラン人のうち2人がカタールに着陸したと米国政府関係者が語った。3人はイランに帰国しないことを選択したという。

イラン系アメリカ人5人のうち1人は、米国が根拠がないと拒否した容疑で約8年間拘束されていたが、ドーハで米国政府専用機に搭乗し、その後米国に帰国する予定だった。

カタールでの数ヶ月にわたる協議の末の合意は、テヘランをテロ支援国とするアメリカと、ワシントンを “大悪魔 “と呼ぶイランとの間の大きな軋轢を和らげるものだ。

ある米政権高官は、今回の合意はワシントンとテヘランの敵対関係を変えるものではないが、イランの核開発プログラムに関する外交の扉は開かれていると述べた。

「イランの核開発プログラムに関する外交の扉は開かれている。もし機会があれば、それを探るだろうが、今は話すことはない」と、この高官は匿名を条件に記者団に語った。

釈放された米国の二重国籍者には、実業家のシャマク・ナマジ(51)とエマド・シャルキ(59)、英国籍も持つ環境保護活動家のモラド・ターバズ(67)の各氏が含まれる。彼らは先月釈放され、自宅軟禁下に置かれた。

4人目の米国市民も自宅軟禁状態で釈放され、5人目はすでに自宅軟禁状態であった。

彼らの身元は明らかにされていない。

イラン政府関係者は、米国が釈放した5人のイラン人について、メヘルダド・モイン=アンサリ、カンビズ・アタル=カシャニ、レザ・サルハンプール=カフラニ、アミン・ハッサンザデ、カヴェ・アフラシアビの名前を挙げている。イランの高官2人は以前、アフラシアビ氏は米国に留まると述べたが、他の4人については言及していなかった。

ロイター

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