
ベイルート:現在の危機から抜け出すためには、レバノンは中立性を維持するべきであると説く、キリスト教の聖職者との面談後、レバノンのハッサン・ディアブ首相は、土曜日に、地域紛争に関する国の立場について対話の必要性について述べた。
レバノンの国家財政はメルトダウンの危機に瀕し、その安定に対する懸念が引き起こされ、外国からの援助を是が非とも必要としている。IMF協定を通じた救済の希望は、派閥指導者たちの対立する課題調整によって政府は身動き取れず、後退している。
マロン派教会総大司教、ビシャラ・ブトロス・アル・ライは今月、いくつかのコメントを出しているが、こうしたコメントは、ディアブ内閣を支持しているシーア派ヒズボラ運動とその支持者であるミシェル・アウン大統領双方に対する批判として広く解釈されている。
「中立性の問題は政治的であり…レバノンのすべての政治的代表者たちとの深い対話が必要である」とディアブ首相は土曜日にライ大司教との面談後に語った。
今週初めに公開されたインタビューで、ライ大司教はヒズボラが西側諸国および湾岸アラブ諸国からの重要な援助の提供を締め出したとして非難している。ヒズボラの反対派は、サウジアラビアとの権力闘争に明け暮れているイランとヒズボラとの同盟関係が、かつてはレバノンを援助していた主にスンニ派のアラブ諸国を追い払ったと主張している。
「我々は基本的に中立的な国である…そして結局のところ、我々の救いは、我々の中立性にかかっている」とライ大司教は土曜日に地元の放送局LBCに語った。
ロイター