
アラブニュース
ドバイ:ドバイ首長国、フジャイラ首長国、ラアス・アル=ハイマ首長国で、新型コロナウイルスの迅速検査用施設が新たに4つ開設された。特に、入国に際して陰性の検査結果が必要なアブダビ首長国への入国希望者向け施設となっている。日刊のカリージ・タイムズが報じた。
検査施設では14ドルで検査を受けることが可能。検査にはレーザー技術を用いており、結果は5分で判明するが、スクリーニング検査は予約制となっている。
アブダビ医療サービス公社(Seha:Abu Dhabi Health Services Company)によると、こうした検査施設(うち4つは首都アブダビ市にある)での検査を希望する人は、公社(Seha)のモバイルアプリを通して検査予約をする必要があるとのことだ。
当局によると、被検査者の中には、レーザー検査によって従来のPCRスクリーニング検査の受検を勧められる者もいるかもしれないとのことで、PCR検査も同じ施設内で受けられるという。
アブダビ首長国は、同国への入国前に新型コロナ陰性の検査結果の提出を義務付けることを以前に表明しており、人々の移動を規制するために国境検問所が設置された。
一方、シャールジャ首長国の私学教育局によると、対面授業を8月30日までに再開する予定の生徒及び教職員は、新型コロナ陰性の検査結果の取得が必須になるとのことだ。
シャールジャ首長国私学教育局(SPEA)は通達の中で、「全私立学校の全生徒及び教職員は、学校に足を踏み入れる前に新型コロナの検査を受けることになる」と述べ、検査は新学期を通して継続的に実施される、と付け加えた。
また、「学校長各位は新型コロナの検査スケジュールに留意する必要がある。検査によって授業の再開計画に影響が出る可能性があるため、生徒及び教職員には分割登校をお願いするかもしれない」と補足した。
アラブ首長国連邦の教育大臣は、学校へ戻る生徒と教員は新型コロナの検査を必ず受けなければならない、と表明した。