

Daoud Kuttab
アムマン:パレスチナの当局者は金曜日、イスラエル警察が東エルサレムのMaqaseed病院の救急室内で2つの家族間の乱闘を止めるために催涙ガスを使用したと報告した。
ソーシャルメディアで広まっている動画は、見たところその発言を裏付けるもので、ガスが充満した病室の様子が映し出されている。病院関係者によると、催涙ガスで大混乱になり、病院にいた多くの人が呼吸困難になった。
病院関係者のAbu Qassam氏はアラブニュースに、乱闘が救急室の中にまで及んだので、警察を呼ぶしかなかったと語った。
「警察を呼ばなかったら、血の海になっていたでしょう」と同氏は述べ、「私たちは状況をコントロールできませんでしたが、最初に来た警官2人も状況をコントロールできず、増援を要請せざるを得ませんでした。やがて、より多くの警察が来て、彼らは救急室で催涙ガスを使用し、患者が呼吸困難になりました」と説明した。
PLOのHanan Ashrawi執行委員はこの動画をリツイートし、「勇敢なイスラエル占領軍!エルサレムにあるパレスチナの病院を襲撃し、患者やスタッフに催涙ガスを浴びせて、散々に荒らし回るには、本当の勇気が必要だ。変わらない非人道性は、免責/責任の欠如の結果だ」とし、氏は「イスラエルによる犯罪を止めよう、パレスチナを解放しよう」とツイートを締めくくった。
イスラエル警察の報道官Miki Rosenfeld氏はAshrawi氏のコメントを批判し、動画をフェイクニュースと呼んでいる。
Rosenfeld氏は事件についていくつかの事実を認めたが、催涙ガスは病院の建物の外でしか使われていないと主張した。 同氏はアラブニュースに対し、警察は地元の家族間での争いや刺傷事件に関わった容疑者を逮捕したと語った。
Rosenfeld氏は「警察は関与した容疑者の一人を逮捕するために病院に到着したが、警察官が襲われ、病院の外で騒動の参加者を追い払うために非殺傷性の武器を使用した。病院内で催涙スプレーを使ったのは地元住民の一人だ。刺傷事件に関与した容疑者は最終的に逮捕され、取り調べを受けている」と述べた。