
ソウル:北朝鮮は土曜日、西部の海岸地帯で「超大型」巡航ミサイル弾頭と新型対空ミサイルの発射実験を行なったと発表した。
北朝鮮の国営メディアによると、同国のミサイル管理局は金曜日、戦略巡航ミサイル「ファサル1号」(Ra-3)用に設計された弾頭の「威力試験」と、対空ミサイル「ピョリジ1号」(Pyolji-1-2)の発射試験を実施した。このテストは不特定の “ある目標 “を達成したという。
朝鮮中央通信が公開した写真には、少なくとも2発のミサイルが発射台から滑走路に向けて発射されている様子が写っている。
北朝鮮は2月2日にも同様の実験を行ったが、その時は巡航ミサイルと対空ミサイルの名称を明示しておらず、数週間にわたって同じシステムをテストした後に技術的な進歩を見た可能性を示していた。
KCNAは、金曜の実験は北の通常の軍事開発活動の一環であり、「周辺情勢」とは何の関係もないと主張した。
朝鮮半島の緊張はここ数年で最も高まっており、北朝鮮の指導者である金正恩(キム・ジョンウン)は、アメリカ本土や太平洋上のアメリカの標的を狙った、より強力なミサイルを含む武器のデモンストレーションを強化している。米国、韓国、日本は、軍事訓練を拡大し、米国の戦略的資産を中心とした抑止戦略を研ぎ澄ますことで対応してきた。
巡航ミサイルは、地域のミサイル防衛を圧倒するために設計された北朝鮮の兵器のコレクションが増えている。巡航ミサイルは、米国本土を狙う大陸間弾道ミサイルを含む、北の膨大な弾道ミサイルのラインナップを補完するものである。
アナリストによれば、対空ミサイル技術は、北朝鮮がロシアとの軍事協力の深化から恩恵を受ける可能性のある分野である。
AP