リヤド:サウジアラビアのアブドルアジーズ・アル=ワゼル国連常駐代表は、パレスチナ問題解決のためサウジアラビアとフランスが主催する国際会議に参加するよう総会メンバーに呼びかけた。
アル=ワゼル氏は木曜日、国連総会のパレスチナに関する緊急会合で演説し、サウジとフランスの会議が6月にニューヨークで開催されると述べた。
また、ガザ地区での停戦を呼びかけ、11月にイスラエルとレバノンの間で、イランに支援されたヒズボラとイスラエル軍との1年にわたる武力衝突が終結したことを歓迎した。
国連は緊急会合を開き、ガザ地区での人道的取り組みを強化するために国連パレスチナ難民救済事業機関が必要とする緊急支援について話し合った。
サウジ国営通信によると、国連大使は、拒否権の恣意的な行使と国際法の選択的適用が、ガザで進行中の大量虐殺とイスラエルによる犯罪のエスカレートの一因となっていると述べた。
また、ガザでの停戦の必要性を強調し、レバノンでの停戦合意に対する王国の支持を表明するとともに、イスラエルによる停戦合意違反を非難した。
アル=ワゼル氏は、サウジアラビアはアラブ和平イニシアチブと国連決議に基づき、パレスチナ人民と彼らの独立国家への権利を支持していると述べた。
SPAによると、彼は、ダマスカスのアサド政権崩壊後の日曜日からシリア領内で行われたイスラエルの空爆を非難した。
また、イスラエルの行動は、シリアの安全、安定、領土保全、そしてイスラエル占領下のゴラン高原における権利を回復する可能性を損なうものだと付け加えた。