• サウジアラビア当局は、ロシア連邦総領事館に避難者の情報を提供している

サラム・アル・オバディ博士

モスクワ：サウジアラビアが数十人のロシア人をスーダンから避難させたと、４月３０日（日曜日）に発表された。

在ジェッダ・ロシア連邦総領事館のルスラン・ウスマノフ報道官は、国営通信社のタス通信とのインタビューで、避難が行われたことを認めた。

「ロシア人は自力で避難しているのではなく、サウジアラビアの軍艦によって連れ出されている」と同外交官は語った。「サウジアラビアがこの問題に対応をしており、避難者はスーダンの港から連れ出され、その後、ジェッダの港を経由して海軍基地に運ばれ、我々はそこで彼らを受け入れている」とも付け加えた。

「現時点では、約40人のロシア人がサウジアラビアに到着し、そのほとんどはすでに同国を出発しており、ある者はロシアへ、ある者は他の国へ、それぞれの目的に応じて向かっています」と同氏は続けた。

ロシア国民は、エジプト、UAE、カタールなどの通過国を経由して、母国へ向かっていると、ウスマノフ報道官は説明した。

同報道官によると、サウジアラビアはロシア人だけでなく、アメリカ人やEU諸国の市民も避難させているという。

サウジアラビア当局は、ロシア連邦総領事館に避難者のリストに関する情報を提供していると、同氏は続けた。

「原則として、2日間のホテル宿泊費（食事付き）を、サウジアラビア側が負担していることに変わりはない」とウスマノフ報道官は述べた。「その後、ロシア連邦の国民はロシアに向けて出発する。必要であれば、我々が空港まで同行し、いくつかの問題を解決するが、おおむねすべてがスムーズかつ明確に進んでいる。まだ問題は確認されていない」

最近、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、アラブニュースとのインタビューで、ロシア政府がロシアの国民および外交官をスーダンから避難させることついて、サウジアラビア政府と連絡を取っていることを認めた。

サウジアラビアが数十人のロシア人をスーダンから避難させたと、日曜日に発表された。（AFP／ファイル写真）