
マナーマ:バーレーン政府は公共支出向けの資金調達を支援するため、債務限度額を130億ディナールから150億ディナール(397.9億ドル)に引き上げた。同政府内閣が月曜に発表した。同国の国庫収入は石油価格の低迷とコロナウィルス危機により大幅に落ち込んでいる。
債務限度額の引き上げの目的には、他の費用の支払いや、2020年から2022年までの各会計年度向け債券をカバーすることも含まれると、同内閣は声明で述べた。バーレーンは最近2017年にも債務限度額を引き上げている。
2018年に近隣の湾岸諸国から100億ドルの支援を受けて信用危機を回避した同国は、財政赤字の穴埋めを助けるため、5月に20億ドルの起債を行って財務を強化した。
財政バランスプログラムの目標を達成するための努力にもかかわらず、経済活動は鈍化していると同内閣は述べ、支出の効率性強化と反復的な財政支出削減のために成し遂げられてきた取り組みについて言及した。
国際通貨基金の予測によれば、バーレーンの今年の財政赤字は国内総生産の15.7%と、2019年の10.6%から跳ね上がるだろうという。
ロイター