
アラブニュース
ドバイ:観光客への依存度が高い北アフリカ諸国、エジプト・モロッコ・チュニジアの経済が、コロナ禍により中程度のリスクにさらされることになる、と現地の日刊紙アルハラム(電子版)が報じた。
欧州投資銀行(EIB)が発表する経済脆弱性指数によると、観光への依存度が高い国ほどコロナ禍による景気後退に陥りやすいという。EIBの出す指数はEU域外諸国の経済的脆弱性を測定するものだ。
新型コロナと感染防止を目的とした外出禁止令の相乗効果により、多くの国から観光客の姿が消えてしまった。規制が徐々に解除された後でも世界的な景気後退により、観光収入が打撃を受けると記事にある。
「低所得国の半分と中所得国の25%がコロナ禍により高い経済的リスクを抱えており、中所得国の63%と最貧国の半分に加え高所得国の56%が中程度のリスクを抱えているとEIBの指数が示している」とある。