• ADIOとイスラエル投資促進局は正式な協力関係構築のための計画策定で合意

エルサレム：アラブ首長国連邦とイスラエルが火曜、両国間の投資促進を目的に金融サービスで協力するための合同委員会を設立することで合意した。イスラエルが声明で発表した。

イスラエル代表団は、イスラエルとこの湾岸国家の間の開かれた関係を示す協定を仕上げるための歴史的な旅で、アブダビを訪問している。

両国の代表が合意書に署名したと、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が声明で述べた。

ネタニヤフは、焦点の1つは「金融サービスの分野において協力し、両国間で投資を行うための障壁を排除すると共に、資本市場での共同投資を促進すること」になるだろうと話した。

また両国は銀行サービスや決済規制でも協力するとネタニヤフは述べた。

それとは別に、国営アブダビ投資局（ADIO）とイスラエル経済省の一部であるイスラエル投資促進局は、両者間の正式な協力関係構築のための計画を策定することで合意したと、共同声明で発表した。

「両組織は相互に利益のある協力分野を模索し、イノベーションとテクノロジーを重視することで、アブダビとイスラエルの企業に対して投資と提携のチャンスを解放する」という。

.@InvestAbuDhabi and @investinisrael set out plans for bilateral investment cooperation, during a landmark first meeting when both parties explored mutually beneficial areas of partnership with a strong focus on innovation and technology. pic.twitter.com/zzYtd3hM55

— مكتب أبوظبي الإعلامي (@admediaoffice) September 1, 2020

最初のバーチャル会議は、イスラエル投資促進局長のシバ・エゲルと、ADIOの国際宣伝活動を指揮するモニラ・ヒシャム・アルクタブの間で開催された。9月いっぱい、さらなる会議が予定されている。

「イスラエルのエコシステムには、イノベーションに関して、特に生命科学やクリーンテック、アグテック、エネルギーの分野で、UAEの経済に提供できるものが数多くある」と、エゲルは声明で述べた。

ADIOのタリク・ビン・ヘンディ総裁は、ADIOの投資家担当チームが「アブダビのエコシステム全体を通して（両国の）結びつきを促進」し、今後数ヶ月にわたってチャンスを模索するだろうと話した。

イスラエル当局はすばやい反応で、この協定の経済的利益を強調してきた。協定は正式化されれば、さまざまな他の分野と共に、観光、テクノロジー、エネルギー、医療、セキュリティに関する合意が含められる。

国交正常化協定が発表されて以来、すでにイスラエルと首長国の多くの企業が契約を締結している。