
モハメッド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトは、元の色がほとんどそのまま残された木や金の棺など、最近の記憶では最大となる考古学的発見について発表する準備を進めている。
エジプト観光考古省の情報筋によると、サッカラ遺跡地域で活動している考古最高評議会が新しい重要な考古学的埋蔵物を発見したという。
この発見には、人間や動物の埋葬物、一群のシャブティ像やイシス、ネフティス、ホルスといった神々の像、さらには末期に属する仮面やカノプス壺などもが含まれる。
情報筋が地元のウェブサイトに伝えたところでは、これまでに約50個の棺が発見されており、その数は発掘中に2倍になると予想されている。
棺はいずれも歴史上重要な人物のものとは考えられていないが、誰が棺に葬られたかを特定する作業が続けられている。
情報筋は、この発見は数日中に発表されると伝えた。
ギザ県の古代の埋葬地であるサッカラ遺跡地域では、近年数多くの考古学的発見が行われている。これらの中でも最も重要なものは、ワフティーの墓や動物と鳥の神聖な埋葬場所の発見で、そこでは多数の動物のミイラが発見されている。
情報筋は地元の新聞アル・ワタン誌に対し、2018年4月に始まった動物墓地の発見は、2020年4月まで続いたと明らかにしている。今年4月18日の世界遺産の日には、大きさ約120 x 90 cm、深さ約11メートルの井戸が発見された。
2019年末には、この地域で作業するエジプトの考古学調査団が、動物や神聖な鳥のミイラの埋葬場所を発見した。これには、当初の研究では小さなライオンである可能性も示唆された5匹の大きな猫のミイラも含まれていた。
国際的な報道機関は、この動物がスフィンクスに似ているとこの発見を報じた。