
ワシントン:米空母打撃群が湾岸地域に戻ったが、海軍の広報担当官は土曜日、その復帰は、イランの有力な核科学者が殺害された後、何らかの「脅威」によって引き起こされたものではないと語った。
金曜日のモフセン・ファクリザデ氏の暗殺後、地域の緊張は非常に高まっている。この犯行を認める声明は未だに出ていないが、イランは、米国に近い同盟国であるイスラエルを非難している。
しかし、米国第5艦隊のレベッカ・レバリッチ海軍司令官は、原子力空母USSニミッツを旗艦とする空母群の帰還は、いかなる「具体的な脅威 」とも無関係であると、水曜日にAFPに語った。
「ニミッツ空母打撃群を戻すきっかけとなるような具体的な脅威はなかった」と同氏は声明を出した。
「ニミッツの復帰は、CENTCOMの態勢を維持し、地域の安定と安全を維持するために準備を整えておくことに重点を置いたものである 」として、レバリッチ氏はアメリカ中央軍に言及した。
国防総省は以前、ドナルド・トランプ大統領の命令により、軍が1月中旬までにイラクとアフガニスタンから数千人の部隊を撤退させる中、空母群が戦闘支援と航空援護を提供することになると述べている。
アフガニスタンからは約2,000人、イラクからは約500人の部隊が撤退し、それぞれの国に約2,500人の兵士が残ることになる。
世界最大の軍艦の一つであるニミッツが率いる艦隊は、先ごろ、オーストラリア、インド、日本とアラビア海で予定されていた合同演習に参加していた。
第5艦隊のツイッターのアカウントには、土曜日にニミッツの航空団が現地で飛行作戦を行っている画像が掲載されていた。
空母群には通常、巡洋艦、駆逐艦戦隊、航空団が含まれる。
ニミッツ級空母は、全長1,000フィート(300メートル)以上、6,000人以上の乗組員を擁し、最大90機のヘリコプターと固定翼機を搭載している。
AFP