



ベツレヘム: 土曜日の夜、ベツレヘムのクリスマスツリーの点灯が行われたが、例年の人混みは見られなかった。新型コロナウイルスのための規制が、この聖なる街のクリスマスのお祝いに水を差している。
パレスチナ当局は先週、イスラエル支配下のヨルダン川西岸全体に対し、14日間、夜間の外出禁止を含めた「懸念されるウイルスの感染拡大」防止のための規制を実施すると発表した。
例年は、地元の住民や巡礼者がキリスト生誕の地と信じられている生誕教会の横のマンガ―広場に集まり、ツリーの点灯を祝うのが伝統だ。
だが今年はコロナウイルス対策の規制により、その場にいたのは少人数の報道関係者だけだったとAFPのフォトグラファーは言う。
ベツレヘム当局の広報部長カルメン・ガッタスは、パレスチナのムハンマド・シュタイエ首相がラマラのオフィスから遠隔でツリーを点灯したとAFPに語った。
280万人を超えるパレスチナ人も住むヨルダン川西岸では、71,703人のコロナウイルス感染、うち678人の死亡が公式に記録されている。
イスラエルは1967年から同地域を占領している。
AFP