ドバイ:地域で影響力のある調査によると、調査対象となったアラブ人のうち、日本に旅行したことがあると答えた数が最も多かったのはUAEの居住者であった。
Arab Newsは、Arab News日本版を最近開設したことに伴い、YouGovに調査を委託した。UAEのアラブ人居住者は平均的なアラブ人に比べ、日本を訪れている割合が高いことを調査は明らかにした。
https://www.youtube.com/watch?v=_dUYsGuW51s&feature=youtu.be
UAE居住者の13%は日本を訪れたことがある。これは、調査対象となったアラブの18か国においてはるかに高い割合である。訪問したというアラブの回答者全ての平均は4%であった。UAEの回答者の80%超は日本を訪れたいとしている。74%が日本に旅行して世界遺産を訪問することに関心がある。47%が和食を楽しみ、46%が日本の伝統的な芸術を体験したいと回答した。
UAEの回答者の60%超は日本人を勤勉と見なしている。48%が日本の人々は組織立っていて、42%が日本人は時間を守ると回答した。
ドバイの日本国総領事公邸で梅澤彰馬総領事が開いたレセプションで、UAEならではの調査結果が明らかにされた。首長国および日本のコミュニティーをはじめ、政府高官、メディア、著名な経営者らが招かれた。
レセプションで梅澤総領事は、本調査の重要性を強調し、日本版を開設したArab Newsに祝辞を述べた。
「これが日本とアラブ地域全体、とりわけ日本とサウジアラビアとの懸け橋になることを希望します」と同氏は述べた。
「アラブと日本は特別な関係にあります。1970年代と1980年代に、日本製品はアラブ市場で受け入れが拡大しました。しかし、失われた環が存在したのです。そんな中、Arab News Japanが設立され、私たちはアラブ地域のニュースを直接得ることができるようになりました。新たなページが開かれたのです」
Arab News編集主幹ファイサル・J・アッバスはこう述べた。「Arab Newsは、調査パートナーYouGovと協力して、日本とアラブ世界間、とりわけ日本とUAE間の理解促進に貢献できることを喜んでいます」
「日本へのとても良い印象が調査で明らかになりました。同時に、不正確な考えも数多くありましたので、10月21日に東京で開設されたオンラインのArab News Japanによって是正できればと願っています」
アッバスによると、日本版が東京で温かく迎えられてArab Newsは「謙遜にさせられた」という。「これは終わりではありません。始まりに過ぎないのです」。アッバスはこのように述べた。「この素晴らしい関係に情熱を抱き続けることを皆さんにお約束します」
「このプロジェクトは、日本との関係に敬意を表して橋を懸けることです。私たちは日本の友人たちを必要としています。同様に、日本も私たちを必要としています」
Arab News YouGovの本調査は、アラブの18か国でアラブ語を話す3,033人とのオンラインインタビューに基づいている。
Arab News Japanは、今上天皇の皇位継承式典に併せて10月21日に設立された。
設立は東京の小池百合子知事の支援を受け、河野太郎防衛大臣およびサウジのマージド・アル・カサビー商業投資大臣が基調演説を行った。