
ドバイ:政府軍筋が6日に報じたところによると、イエメン親政府軍とイランが支援するフーシ反政府勢力との間の激しい戦闘により、過去24時間に双方で少なくとも90人の戦闘員が死亡した。
シーア派反政府勢力は先月、アラブ主導の軍事同盟に支援されたイエメン親政府軍の北部最後の拠点であるマリブを占領するために攻撃を開始した。
情報筋がAFPに語ったところによると、原油の豊富な州でのこの衝突で、政府軍と支持者のうち32人が死亡し、連合軍の空爆でフーシ反乱兵58人が死亡した。
情報筋によると、政府軍がフーシ派による攻撃に対抗したため、6つの前線で激しい衝突が起こり、フーシ派はマリブ市北西のカッサラ前線でのみ前進を遂げた。
また、戦闘により数十人の負傷者が出た、と情報筋は付け加えた。
マリブでの敗北はイエメン政府にとって大きな打撃となるだけでなく、周辺の砂漠で荒涼としたキャンプに避難中の数十万人の避難民を含む民間人にとっても破滅的状況となる恐れがある。
これはまた、ここ数週間で一層頻繁なフーシ派のミサイル攻撃の標的となっているサウジアラビアにとって大きな打撃となるだろう。
5日にサウジアラビアにより傍受されたフーシ派のドローンからの破片により、王国南西で、10歳児を含む2人の民間人が負傷したと国営SPA通信社が報じた。
アントニー・ブリンケン米国務長官は月曜日、ドナー会議で1億9100万ドルの援助を発表し、フーシ派にマリブでの攻撃をやめるよう促した。
「援助だけでは紛争を終わらせることはできない。紛争の終焉によってのみイエメンの人道的危機を終わらせることができる…そのため米国は紛争終焉のための外交努力を再活性しているのだ」と国務長官は述べた。
国連は100以上の国とドナーから38億5000万ドルを調達しようとしたが、提供されたのは17億ドルだけだった。
AFP