
モハメッド・アルキナニ
ジッダ: イエメンで病気が蔓延している責任は米国にあるとするフーシ指導者の最近の主張は、同国のソーシャルメディアの至るところで嘲笑の対象となってきた。
イエメンのフーシ武装集団の指導者アブドルマリク・アルフーシは、同集団の最高指導者だったフセイン・バドルッディーン・アルフーシの命日に、潜伏場所のサアダから演説を行った。演説で彼は、米国がこの戦火に引き裂かれた国全域にエイズとガンを蔓延させた主張した。
「米国人はイエメンにエイズを蔓延させるため、できることをすべてしてきた。彼らは病気が広く新聞に取り上げられるほどになるまで、病気の蔓延を促進さえした」と、アルフーシは述べた。
アルフーシは続けて、米国は男性による短剣の携帯を止めさせるために伝統的なイエメンの服装を弱体化させ、学生や政治家、社会的エリートにそのような服を避け、パンツやその他の西洋式の衣装を選ぶように促していると主張した。
しかしイエメンのソーシャルメディアユーザーの多くはアルフーシの主張に対して反応が冷淡で、おおっぴらに彼をばかにするものもいる。
アリ・アルブハイティはTwitterで、「アブドルマリク・アルフーシの演説の後、米国のジェット機がサナ上空からイエメンの市民にエイズやガンを投げ落としている様子を想像してしまった。米国が全世界からイエメンに向かい、イエメンをエイズで爆撃する(大笑)」と投稿した。
別のTwitterユーザーであるアブドゥルナセル・アルマムロウは、「米国はイエメンの学生やエリート、政治家たちに、短剣を身につける代わりにパンツを履くように促してきた!このバカバカし考えは、フーシがイエメンに残した災難の大きさを全世界が実感できるように、あらゆる言語で出版されるべき」と投稿した。
アブドゥラマン・ジェイバーはツイートの中で、「フーシはサウジとマーリブを同時に攻撃し、タイズで戦争を始め、サナでアフリカ人難民を殺し、イエメン国土にさらに多くの地雷を敷設している。そのような時にフーシのリーダーは、パンツの着用は米国の陰謀だと言い出している」と述べた。