
ベイルート:シリアの国営メディアによれば、木曜日、イスラエルがシリアの首都ダマスカス近郊とその南部郊外にミサイル攻撃を行ない兵士4人を負傷させた。
国営通信社SANAは身元不詳の軍関係者の言葉を引用し、ほとんどのミサイルは標的に到達する前にシリア空軍により撃墜されたと伝えた。SANAによれば、いくつかのミサイルは隣接するレバノン上空を飛行するイスラエルの軍用機から発射されたとのことだ。
イギリスに本拠を置く反体制派の戦争監視団シリア人権監視団が、イスラエルによる攻撃はダマスカス近郊の軍事拠点を標的に行われたと伝えた。それ以上の詳細は伝えられていない。
レバノンの過激派組織ヒズボラが運営するアルマナールTVは、シリア空軍のミサイルの1つがレバノンとシリアの国境近くで爆発し、その音はレバノン南部の複数箇所で聞かれたと伝えた。またその後、ミサイルがレバノン国境付近の村ホウラの近くに着弾したとも伝えている。
イスラエルは数年にわたりシリアでイランに関連する軍事拠点を標的として数百回もの攻撃を行なってきたが、そのような作戦について認めたり話したりすることはほとんどない。
イスラエルは、北部境界地帯にあるイランの塹壕をレッドラインと見なしており、イランに関連する施設やヒズボラ向けに武器を運ぶ隊列を繰り返し攻撃してきた。
AP