
モハンマド・アブ・ザイド
カイロ―北エジプトのアレクサンドリア県アブキール地区で25日早朝、列車の一部車両が同県東部に位置するアルマモウラ駅に進入する直前、離脱する事故があった。
この事故で亡くなった人やけがを負った人はいなかった。エジプト国有鉄道は技術チームを派遣。このチームにより、離脱した車両は再び連結され、現場を出発した。鉄道運行は2時間のうちに再開した。
保安関係者によると、アレクサンドリア県指令室は、カイロ発アブキール行きの車両が、アブキール駅に到着する直前に離脱したとの通報を受けた。
目撃者たちは、離脱した車両が再び連結される様子を撮影した動画をソーシャルメディアでシェアした。
この列車の乗客であるモナ・エサムさんは、事故の発生後に混乱した状態となり、乗客が車両のドアから飛び降り始めたと述べた。
「私たちは、列車の車両が離脱したと知るまでは、何が起きたのか分からなかった」。彼女はこのように述べた。
エジプトの地元メディアは、救急車が事故現場に到着したと伝えた。
エジプトではこのところ列車事故が相次いでおり、数十人の死傷者も出ている。