
ガザ: イスラエルは26日、イスラエルに対して繰り返し行われたロケット攻撃に呼応し、トロール船の出航を止め、すでに封鎖されているガザ地区沖の漁業領域を閉鎖したと述べた。
この動きは、イスラエル軍が、一晩で5発のロケット弾がガザからイスラエルに向かって発射され、そのうちの2発は防空により迎撃されたと述べた後になされた。
「ガザ地区の漁業領域は追って通知があるまで完全に閉鎖されるだろう」と、イスラエル占領地政府活動調整官組織(COGAT)は述べた。
この措置は「夜にガザ地区からイスラエル国に向けロケット弾が連続発射されたことによる」と、COGATは声明で述べている。
COGATによると、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスは「イスラエルに対してガザ地区内または地区内から(外に向けて)行われたすべてに責任がある」とし、イスラエルは彼らの活動を掌握するだろう。と述べた。
ハマスは「イスラエルの市民に対して行った暴力の責任を担うべき」とCOGATは述べている。
また、ロケット弾の一斉射撃がガザからイスラエルに23日夜と24日夜にも行われ、ガザ地区への報復空爆を引き起こした。
イスラエルは10年以上にわたってガザ封鎖を行ってきたが、1990年代のオスロ合意に従ってガザの沿岸20海里の漁業領域を設定している。
しかし長年にわたりイスラエルはハマスとの緊張により、その漁業領域を縮小してきた。
イスラエルとガザの統治者間の合意後、9月にガザの漁業領域は15海里と定められた。
AFP