
・アッバース大統領はイスラエルがエルサレムで実行しようとしている既成事実化は受け入れられないと述べる
・パレスチナ自治政府大統領、米国とイスラエルに占領の停止を要求
アラブニュース
ロンドン:マフムード・アッバース大統領は12日に、政府はパレスチナ人民を守るために可能なすべてのことをするつもりだと述べた。
老齢のパレスチナ指導者は、イスラエル軍と入植者がエルサレムや他のパレスチナ自治領を荒らすのを止めさせるべく手を尽くすつもりだと述べた。
大統領のコメントは、ラマラの大統領府で「パレスチナ人民へのイスラエルの攻撃」による影響について話し合うために開かれた指導部会合の冒頭で述べられた。
「あちこちで続いているパレスチナ人への占領軍の攻撃は、ガザ地区への攻撃を含め、著しく度を越しており、あらゆる国際的基準、慣例を放棄している」と、アッバース氏は述べた。
「そのため、私たちの尊厳、権利、人民を守るという国家的義務からくる非常に難しい選択肢に私たちは直面している」と、彼は付け加えた。
「エルサレムは限界線であり、パレスチナの中核、永遠の首都であり、エルサレムの完全な開放なしには、平和、安全、安定はない」と、大統領は述べた。
パレスチナ人の存在に狙いを定め、エルサレムで実行しようとしている既成事実化は受け入れられないとパレスチナの大統領は述べた。
イスラエルは戦争犯罪や民族一掃を実行し、エルサレムからアラブ系イスラム教徒の存在を排除しようとしていると、彼は述べた。
家を奪ったり、アル・アクサモスクなどの神聖な場所を汚したりして、まさにこういうことが行われていると、アッバース大統領は怒りをあらわに述べた。
このスピーチは米国やイスラエルに向けられ、アッバース大統領は占領の停止を求め、パレスチナ人は決して祖国を離れないと言い添えた。
シェイク・ジャラー地区に住み、イスラエルによって退去を迫られているパレスチナ人家族は家を捨てることはないと、彼は述べた。