
テルアビブ/ベイルート:5月17日、レバノンからイスラエル北部に向けて6発の砲弾が発射されたが、国境を越えるまでには至らなかった、とイスラエル国防軍は述べた。
報復として、レバノンの「この砲弾を発射した場所」めがけて、迫撃砲を発射した、と同軍は述べた。
レバノンの治安当局筋が、砲弾はレバノン南部から発射されたのが聞こえており、位置確認作業が行われていると語った。約22発の砲弾はレバノン領にあるイスラエルの迫撃砲から発射されていた、とその治安当局筋は語った。
死傷者数や損害に関する発表はなく、こうした砲撃は、イスラエルとガザ地区の武装勢力との闘いの新たな段階の始まりを告げているようには見えなかった。
レバノンの砲撃は、イスラエル北部のレバノンとの国境沿いにあるミスガブ・アムのキブツ付近で、イスラエルの空襲サイレンを鳴らし続けた。
これは、この1週間のうちで、2度目の越境攻撃となった、13日、レバノンからイスラエル北部へ向けて、ロケット弾3発が発射されたが、地中海に着水し、被害や死傷者は出ていなかった。
イスラエルは、レバノン南部を支配し、高度なロケット弾を所有するヒズボラのゲリラ兵と2006年のヒズボラ・レバノン戦争を行った。この時期以降、国境は大抵平穏が続いていた。
レバノンの小規模なパレスチナ人派閥は、これまで散発的にイスラエルに砲撃してきた。
ロイター通信