ベイルート: 戦争監視団は水曜日、シリア北部のマンビジュで、クルド人武装組織が デモに参加していたアラブ人6人を射殺したと語った。
この惨事は、現地のクルド人政権が反徴兵制と封じ込めに手を焼いている深刻化する経済危機に対する住民の怒りの高まりを背景とするデモ活動の場で起きた。
2011年にシリアで内戦が勃発して以来、クルド人武装勢力が支配するシリア北東部の自治区の別の地域でも、数週間前に同様の衝突が起きたばかりであった。
5 年前にクルド人武装勢力の支配下に置かれたマンビジュは、アラブ人が大多数を占める地域である。英国を拠点とするシリア人権監視団は、「『アサイッシュ』と呼ばれる内部治安部隊が発砲した実弾により、過去48 時間の間に6 人のデモ参加者が死亡した」と述べた。
当初デモ隊は、強制的な徴兵制度の廃止を街頭で要求していたが、月曜日にデモ隊の1人が射殺されると、デモ参加者の数が膨れ上がった。
監視団によると、デモ参加者たちは火曜日に道路を封鎖し、マンビジュ郊外にあるアサイシュの検問所を襲撃したとのことである。
クルド人政権の統治機関であるマンビジュ軍事評議会は、今回の暴動の責任は、おそらく国内のシリア政府と外部のトルコからの命令を受けたとみられる犯罪分子にあるとし、さらに扇動者たちが、7 年間実施されてきた徴兵制を紛争を引き起こす口実として利用していると非難した。
監視団のラミ・アブドゥル・ラーマン団長は徴兵制について、18歳以上の男子は、約1年間の兵役を義務づけられていると述べている。