
ワシントン:米国務省のネッド・プライス報道官は木曜日、2015年イラン核合意の再建に向けたイランとの間接協議は、6回目、そしておそらくはそれ以降も続く可能性があるとの見方を示した。
協議を調整するEU代表は水曜日、合意は来週から始まる次回の協議で実現すると信じていると述べたが、他の代表らは、非常に難しい決定事項がまだいくつか残っていると述べた。
プライス報道官は、水曜日に5回目の協議を終えた後にもいくつかのハードルが残っていると述べ、次回で合意が実現する可能性を排除しないながらも、前述のEU代表よりも慎重な見方を示した。
「6回目の協議は開催されると我々は期待しているが、それ以降も続く可能性は非常に高いと私は思っている」と同報道官は記者団に述べ、協議が間接的であること、問題が複雑であることなどをハードルとして挙げた。イランは米国との直接協議を拒否している。
「イランと、我々が共に取り組む他のパートナーや同盟国との間に、不信感がないわけでもない」と報道官は述べた。
ドナルド・トランプ前米大統領が、米国は核の開発抑制が不十分なイランに対して過剰な制裁緩和をしているとして、2018年に核合意から離脱した。ジョー・バイデン大統領は、同協定の核開発への制限を再建し、可能であればそれをさらに拡大させたいと考えている。
ロイター