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エバーギブン号:スエズ運河庁、訴訟の中で航行規定に言及

2021年3月30日、パナマ船籍のコンテナ船エバーギブンの姿はエジプトのグレートビター湖にあった。(AP)
2021年3月30日、パナマ船籍のコンテナ船エバーギブンの姿はエジプトのグレートビター湖にあった。(AP)
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07 Jun 2021 12:06:07 GMT9
07 Jun 2021 12:06:07 GMT9
  • 「航行路での速度は、船舶の種類により時速14~16kmに制限されている」とも

ムハンマド・アブ・ザイード

カイロ:今年3月に座礁して国際貿易を停滞させたコンテナ船「エバーギブン」号に関して、スエズ運河庁(SCA)が責任および所有者の問題に関する声明を出した。

声明は、UK Protection Ltdが先日起こした訴訟に対応するもの。

それによると、SCAの協議委員会がエバーギブン号に対する訴状、および UK Protection Ltdの発表内容を確認したという。

座礁船の離礁作業においてSCAが捻出した救出作業の費用やしかるべき謝礼、それに被った損失を賄う、適正かつ公正な補償を受ける資格に関する部分を「評価する」と運河庁は述べた。

スエズ運河の航行規定は顧客に関する権利や義務について述べた法的な拠り所である、とSCAは強調している。

規定には、スエズ運河の運行ルールや、運河を通過する船舶(海上船、物流船、救助船を含む)の様々な責任や要件を詳述した文章もすべて含まれている。

また、タグ船の割り当てに関する第58条において「17万トン以上のコンテナ船についてはSCAが2台のタグ船を指定する」と述べられている点も特に言及された。エバーギブン号の場合にもSCAはそうした対応をとった、と運河庁は述べている。

さらに、航行路での速度は船舶の種類により時速14~16kmに制限されている、とSCAは付け加えた。

したがって、当該の船舶が運河通過中に航行規定に従って所定の速度を守る義務があるならば、そうした速度を超過した責任は船の所有者だけが負うことになる。

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