
アラブニュース
ロンドン: イラク政府当局は、イラク人アナリストのヒシャム・アル・ハシミ氏の殺害に関与した複数の容疑者を逮捕した。イラクのムスタファ・アル・カディミ首相が金曜日に発表した。
ハシミ氏は、イランが支援する武装集団から脅迫を受けた後、昨年7月、首都バグダッドのジヨウナ地区にある自宅付近で、オートバイに乗る武装した2人の人物によって暗殺された。
ハシミ氏はイスラム国 (IS) および他の武装集団の研究の第一人者だった。
「我々は、ヒシャム・アル・ハシミ氏の暗殺者逮捕を約束した」とカディミ首相はツイッターに投稿した。「我々は、その約束を果たした。アフメド・アブドルサマド氏のような罪のないイラク人を殺害した数百人もの犯罪者を逮捕した。スピン報道については気にしていない。国民のために、正義を実現するために責務を果たす」。
イラクの国営テレビは、容疑者の1人である36歳の警部補アフメド・アル・ケナニ氏が犯行を自白したとされる短い動画を放送した。
茶色のジャンプスーツを着たケナニ氏は、ハシミ氏を拳銃で射殺したと自供した。
国営テレビで放送された事件時の監視カメラ映像には、2台のオートバイに乗ったケナニ氏と他の3人が犯行に及ぶ姿がとらえられていた。
金曜日に発表された逮捕は、イラクに衝撃を与えた暗殺事件の関連で初めて報道された逮捕となる。過去1年余りで活動家の殺害が急増していた。
今月初め、47歳の時に射殺されたハシミ氏を追悼するため、多くの人々が同氏の写真や火をともしたろうそくを持ってバグダッド中心部に集まった。