
10日到着分は、海外渡航希望者にワクチン接種を行うよう指名された126のセンターに配布される予定
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトの保健相であるハラ・ザイード博士は、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)社製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの初回出荷分が到着したことを発表した。
保健省は、アフリカ連合の協力により、26万1600回分のJ&J社製ワクチンがカイロ国際空港に到着したと発表した。
COVID-19ワクチンの提供を多様化・拡大するという同省の計画の中で同社のワクチンは受け取られた。同省は今後も引き続き同社のワクチンを受け取ることを確認している。
保健省報道官であるハリド・メガド博士は、パンデミックに対処して国民にワクチンを提供するために国際機関と協力することの重要性を強調した。
10日到着分は、海外渡航希望者にワクチン接種を行うよう指名された126のセンターに配布される予定だ、と同氏は述べた。
初回出荷分はエジプト医薬品庁の研究室で分析される予定だ。
J&J社製ワクチンは、COVID-19の感染予防において効果的であることが証明されており、ブースター接種を必要としない、1回の接種で済むワクチンだ、とメガド報道官は述べた。エジプトは数日以内に250万回分のファイザー社、アストラゼネカ社製ワクチンを受け取り、その後COVAXから170万回分を受け取る予定だ、と同氏は補足した。
2回目の接種日を遅らせたとしても、同じワクチンを2回接種する必要がある、とメガド氏は強調した。
8月14日には、エジプトで製造されたシノバック社製ワクチンも地元市場に大量に出荷され、国内のワクチンセンターに配布される予定だ。
エジプトでは、パンデミックが始まって以来、感染者28万4641人と新型コロナ関連の死者1万6566人が報告されている。
政府は6月に、年末までに1億人以上いる国民の40%にCOVID-19ワクチンを接種することを目標としていると発表した。