
ドバイ:イランの強硬派イブラヒム・ライシ大統領は水曜日に自らの内閣を議会に提示し信任投票を求めた。2015年の核合意の回復を試みる6大国との交渉を監督する外相として強硬派の外交官を任命している。
国営メディアで公開された内閣リストを見ると、ライシ大統領がホセイン・アミラブドラヒアン氏を外相に、ジャバド・オウジ氏(元石油副大臣兼国営イランガス会社のマネージングディレクター)を石油相に選んだことが分かる。
国営テレビによれば、そのリストは議会で土曜日に公式に発表される予定だ。
イランと世界の6大国は、前のトランプ政権が再び制裁を課して石油輸出を圧迫することによりテヘランの経済を荒廃させた3年前にアメリカによって放棄されたイラン核合意を復活させるために、4月9日から話し合いを続けている。
ウィーンで6月20日に6回目の会談が開催されたが、そこでイランと西側の当局者たちは、テヘランとワシントンをこの合意内容に完全に復帰させるにはまだ大きなギャップが残っていると述べた。
トランプの「最大限の圧力」に反応し、テヘランは制裁解除と引き換えにイランが核開発計画抑制に同意したこの合意で定められた制限事項を破った。