
テヘラン:イランは燃料価格高騰の後に噴出した一連の街頭暴動で逮捕された「傭兵」を厳しく処罰すると、革命防衛隊の司令官は24日警告した。
イランは、ガソリン価格が200パーセントも上昇するという突然の発表から数時間後の11月15日に起きた騒動の後、落ち着きを取り戻したと述べる。
法執行機関の当局者の情報を引用し、Fars news agencyは24日、高速道路がブロックされ、銀行や警察署が放火され、店が略奪されるという抗議運動に対し180人の首謀者が逮捕されたと述べた。
「我々は彼らによって行われた悪質な行為に必ず対応する」と革命防衛隊のアリ・ファダヴィ副司令官は言った。
「我々は、彼らがアメリカ、モナーフェギンなどの傭兵であることを明確に告白したすべての密告者や傭兵を逮捕した」と同司令官はテヘランでの記者会見で語った。
モナーフェギンとは、イランが「テロリスト」カルトとみなすイランの反体制亡命組織のモジャヘディネ・ハルグ(MEK)を指すために使用する用語だ。
ファダビ副司令官は、「我々は彼ら全員を逮捕した、そして神がお望みであれば、司法は彼らに最大の罰を与えるだろう」と付け加えた。
この騒乱で逮捕された総数は不明のままだが、国連人権高等弁務官事務所は19日にこの数字を1000人以上にのぼるとした。
ファダビ副司令官は、イランの設立に忠実な民兵であるバシジの女性メンバーの集まりで語っていた。
22日、バシジの司令官は、燃料価格の高騰によって引き起こされた暴動は阻止されたイランに対する「世界戦争」に等しいと述べた。
ISNA News Agencyによると、サラール・アブヌーシュ大将は、尋問により、「シオニスト、アメリカ、サウジアラビア」による「悪の連合」が「暴動」の背後にあることが明らかになったと述べた。
当局は5人の死亡を確認したが、アムネスティ・インターナショナルによると、100人以上のデモ参加者が殺害されたと考えられており、実際の犠牲者は200人にものぼる可能性がある。
AFP