
『Arab News』、リヤド
アラブ連合軍は火曜日、200人のフーシ派の収監者を解放したと発表した。5年近く続いているイエメンの内戦を終わらせるための平和に向けた努力の一環である。
アラブ連合軍の報道官を務めるトゥルキ・アル=マリキ大佐は声明の中で、アラブ連合軍はイエメン上空の飛行制限を緩和し、海外での治療が必要な人を搬送するためにフーシ派が占領している首都サナアからの航空機の離陸を許可するとも発表した。
また同声明では、昨年合意されたものの大幅に実施が遅れている収監者の交換をより大規模に実施するための道筋をつけることが、その目的だったと述べられている。
アラブ連合軍は、イランの支援を受けるフーシ派の運動が国際的に認知されたサナアのイエメン政府を追放したことを受けて、2015年3月にイエメンに軍事介入した。
両勢力は昨年12月にスウェーデンで国連平和協定を結んだが、その協定はまだ実行に移されていない。
火曜日には、フーシ派の武装勢力から、アラブ連合軍が200人の収監者を解放することを決定し、サナアから患者を搬送するための航空便を手配しているとの発表に対して、歓迎の声が上がった。