

ハルツーム: 部族の抗議活動によるスーダン主要港の3週間に及ぶ閉鎖により、小麦と発電のための燃料油が不足し、既に問題のあるスーダンの電力供給は危機にさらされている、と閣僚が10日に述べた。
スーダンの軍と民間指導者の間の緊張がここ数週間高まっており、ベジャ部族によるポートスーダンと周辺道路、燃料パイプラインの封鎖に関わっているとして、一部の民間人は軍を非難している。
軍の指導部は一切の関与を否定し、ベジャの指導者は東部部族のベジャに悪影響を及ぼしている経済・政治的問題に関心を集める目的で抗議していると述べている
首都のハルツームでは、パンを求める人の列がここ数日再び見られるようになり、輸入小麦粉は不足している。
内閣総務大臣カリード・オマル・ユシフ氏は声明で、政府はスーダンの北部州にある備蓄小麦を再分配して他地域への供給を強化すると述べた。
ディーゼル燃料の供給も封鎖の影響を受けているが、ガソリンの供給は安定している、と声明は続けて述べている。
米国、英国、ノルウェーは8日、スーダンの文民主導による暫定政権を支持し抗議を解決するための政治的話し合いを促した。
ロイター