
アラブニュース
ドバイ:イランが支援する武装組織フーシ派が10日、サウジアラビアに向けて攻撃を仕掛け、アラブ諸国の非難を浴びている。
フーシ派はサウジ南部の民間人の居住地域を標的として3発の弾道ミサイルを放ったが、防空部隊が迎撃・破壊した。
湾岸協力理事会(GCC)のナーイフ・アル・ハジュラフ事務局長はサウジ国営通信(SPA)で声明を発表し、湾岸地域は国土防衛のあらゆる措置についてサウジアラビアを支持していると述べた。
バーレーンとUAEは、攻撃が人道法に反しており、国際社会を無視した武装組織の姿勢を反映しているとの声明を出した。
イスラム協力機構(OIC)は武装組織の攻撃を非難するとともに、フーシ派による脅威が二度と起きないよう、国際社会に対して断固とした姿勢を求めた。
現在、国連の特使がイエメンを訪問中だが、同国の紅海に面した港町モカに向け、フーシ派が10日未明に3発のミサイルを発射した。
ミサイル攻撃は、ハンス・グルンドベルグ特使が地域の当局者や政治指導者、市民の代表者との会合のために現地に滞在している最中に実施された。