アラブニュース
ロンドン:エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は25日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談し、現在のリビア情勢について議論した。
両首脳はリビアの危機を解決し、リビア国民が望む願いを実現し、武装民兵やテロ組織と戦い、リビア問題への外国の違法な干渉を終わらせるために共同での取り組みと連携を強化することで合意したと、エジプト大統領府が声明の中で述べた。
エルシーシ大統領はプーチン大統領に対し、エジプトは「現在の移行期を円滑に進め、リビア国民が自由意志に基づき、その指導者や代表者を選べるようにする」ための努力を継続していると述べたと、大統領府のバサム・ラディ報道官が語った。
エジプトとロシアの関係については、エルシーシ大統領は、同国政府があらゆるレベルでロシア政府との関係を深め、エジプトでの実施で協力している現在のプロジェクト、とりわけエル・ダバ原子力発電所とスエズ運河軸のロシア工業地帯を足掛かりに進めて行きたいとする意向を再確認したと、ラディ報道官は述べた。
「プーチン大統領は、両国間のパートナーシップおよび戦略的協力合意の枠組みの中で、今後エジプトとの二国間関係を発展させることを同国が重視していることを強調した」と、ラディ報道官は付け加えた。