Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イスラエルの国防大臣がヨルダン国王と会談、両国関係はリセットに

イスラエルの国防大臣がヨルダン国王と会談、両国関係はリセットに

イスラエルのベニー・ガンツ国防大臣(左)と会談を行うヨルダンのアブドッラー2世国王(中央)とアイマン・サファディ外務大臣(右)。2022年1月5日、ヨルダンの首都アンマンにて。(AFP通信)
イスラエルのベニー・ガンツ国防大臣(左)と会談を行うヨルダンのアブドッラー2世国王(中央)とアイマン・サファディ外務大臣(右)。2022年1月5日、ヨルダンの首都アンマンにて。(AFP通信)
Short Url:
06 Jan 2022 03:01:16 GMT9
06 Jan 2022 03:01:16 GMT9

テルアビブ:5日水曜、二国間関係のリセットの一環として、イスラエルの国防大臣がヨルダン国王と会談を行った。両国が発表した。

ベニー・ガンツ国防大臣の事務所によると、両国は「安全保障並びに政策面」について意見交換を行い、大臣は「ヨルダン及びイスラエル現政権間の関係強化を歓迎した」という。

アブドッラー2世国王の声明では、「パレスチナ自治区での安定を維持する必要性」やイスラエル・パレスチナ間の平和の基盤を構築するために必要な措置について話し合われたことが明らかにされた。両国の会談は、ヨルダンの首都アンマンで実施された。

ベンヤミン・ネタニヤフ前首相の政権下で両国関係は緊迫したものとなったが、今回の会談は関係が改善したことを示す一例となる。今回の会談は、昨年行われたアブドッラー2世国王とイスラエルのナフタリ・ベネット現首相の秘密会談、そしてそれとは別に行われた両国の外相会談に続いて開催されたものとなる。

イスラエルとヨルダンは1994年に平和条約を締結し、緊密な安全保障関係を維持してきたが、一触即発の状態が続くエルサレムのモスクで発生した衝突や、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区におけるユダヤ人入植地の拡大、長年暗礁に乗り上げていた和平プロセスに何ら進展が見られないこともあり、近年では関係が悪化していた。また、アンマンのイスラエル大使館で警備員がヨルダン人に発砲した事件もあり、両国関係は冷え込んでいた。

ヨルダンとパレスチナの双方は、イスラエルがヨルダン川西岸地区の最大3分の1を併合することを認めたとされるトランプ政権の中東計画に断固として反対していた。1967年の第三次中東戦争で、イスラエルはヨルダンから東エルサレム及びヨルダン川西岸地区を獲得したが、これらの地域はパレスチナが「将来の国家」の一部として要求している地域である。

AP

特に人気
オススメ

return to top

<